新春特別企画 人類に対する挑戦状 その1
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、年末から年始にかけて、都内を走り回っていると、あちらこちらで目にするこの横断幕。
そう、日本のお正月の風物詩といえば、箱根駅伝だ。毎年、多くの大学生が「最速の称号」を手にすべく、箱根を目指すわけだが、ここで前々から気になって疑問があった。
・クルマとランナー、ぶっちゃげ、どっちが速いんだろう?
・もちろんクルマのほうが速いだろうと思うけど、速いとしたら、どのくらいの差があるんだろうか?
毎年、毎年、正月の風物詩として何気なく見ているわけであるが、一度気になると夜も眠れない。。。。だったらやってやろうじゃないかい!と、言うわけで、今回は新春特別企画。
【人類に対する挑戦状!クルマで箱根駅伝。東京→箱根、最速はどっちだ?】
これを2回に分けてお送りしようと思う。まずは、今回の走行条件について解説する。走行条件は以下の通りで設定したので参照してほしい。
【走行条件】
・走行コースは箱根駅伝のコースそのまま。スタート時刻もAM8時で設定し、往路のみで比較。
・フェアな条件を期すために、ロケを敢行したのは12月の終わり。平日に行い一般的な営業日の混雑状況の中で行う。
・スタートからゴールまでぶっ通しで走るのは現実的ではないので、各中継所において、若干の休憩をはさむ。(休憩時間もタイムの中に含む。)
・各区間のラップタイムと全区間の合計タイムを計測。(当初ストップウォッチで測る予定だったが、途中、アプリの不具合により秒単位での計測が不可能となったため、車載の時計で分単位での計測。)
・車両で走行したタイムとTV中継より引用した今年の結果&公式サイトより引用した歴代最速タイムを比較。
・使用する車両は日本で一番売れてるクルマである「アクア」。
それでは、前半戦の第1区(大手町)~第3区(平塚中継所)をお届けしよう。今までありそうでなかったこの企画。クルマとランナーのガチンコ対決!バトルを通じて改めてクルマの意義を問う!
①第1区(大手町~鶴見中継所)距離:21.3Km
これから禁断のバトルがついに幕をあける。
果たして勝つのはどっちだろうか?時刻はAM8時。ついにその時がやってきた。107Km先のゴールを目指していざ出発。
READY~~~GO!!!!!!
通勤客でごった返す都内の風景を横目に見ながら、スタートして数分。順調に進んで行くと右手に東京タワーが見えてきた。
その後どんどん南に進んで、国道15号線へ。さすが幹線道路。徐々に混雑し始めるが、まだまだ大丈夫。特に大きなロスもなく品川を通過。
その後、蒲田→川崎へとクルマを進めていくが、信号の数の多さがネックとなり徐々にペースが落ちていくものの、何とか鶴見に到着。中継所まではあと一歩だ。
そして、鶴見中継所に到着。時刻は8時52分だった。
第1区の結果は以下のとおりである。
AM8時スタート → AM8時52分到着。
クルマのタイム:52分
今年のタイム:1時間1分22秒
歴代最速タイム:1時間1分6秒
ここでは、クルマが先行!ランナーに負けるわけにはいかないとクルマの貫禄を見せつけた。しかしながら、内心、思ったよりも差がつかなかった事にロケ班一同、驚いた。
②第2区(鶴見中継所~戸塚中継所)距離:23.1Km
鶴見中継所で、給水と撮影のために若干休憩し、ここから戸塚を目指す。スタート時刻はAM8時55分だ。
国道15号線で横浜まで走った後、ここから国道1号線に入る。順調なペースで走行していたが、保土谷の某所にて渋滞発生。渋滞の名所であるが、この日も相変わらずの混雑具合であった。
時間的にも営業車等が動き出す時間帯に重なり、全く動かず。ここで大幅タイムロス!
その後は、何とかペースを回復し、順調に走行。権太坂をものともせず、戸塚中継所に到着。時刻は9時53分だった。
第2区の結果は以下のとおりである。
AM8時55分スタート → AM9時53分到着。
クルマのタイム:58分
今年のタイム:1時間7分35秒
歴代最速タイム:1時間6分4秒
一部渋滞区間があったものの、何とかクルマが逃げ切った。やはりアップダウンがある区間はクルマが強い。
③第3区(戸塚中継所~平塚中継所)距離:21.4Km
中継所でのデーターチェックも終わり、次に目指すは平塚。スタート時刻はキリのいいAM10時だ。
国道1号線をひたすら西へ走っていき藤沢へ。ここから、一路湘南方面に向かうため、藤沢市街地内へ入っていくのだが、車線が1車線ということもあり、またしても大渋滞。
この渋滞はかなり手強い。。。。スタートからかなり時間がたっていることもあり、メンタルに効いてくる。まさに己との戦いだ。瀕死の重傷を負いながら、今まさに己との戦いに敗れ、「諦め」という文字が頭に浮かんだ瞬間、目の前に壮大な太平洋が見えてきた。
ついに国道134号線へに入ったのだ。湘南といえばこの路線である。永遠に続く海岸線が何とも気持ちいい。また、拡幅工事が終わり、全2車線化になったことから、渋滞も一気に解消。非常に走りやすい路線となったのだ。
ここで折れかけたメンタルも一気に回復。ノリノリで前半の遅れを一気に取り戻し、平塚中継所に到着。時刻は10時49分だった。
第3区の結果は以下のとおりである。
AM10時スタート → AM10時49分到着。
クルマのタイム:49分
今年のタイム:1時間2分24秒
歴代最速タイム:1時間1分38秒
後半での巻き返しが一気に効いた第3区。圧倒的にクルマがリードしているもののこの混雑状況から、まだまだ予断を許さない状況である。
勝負の行方は次回へ続く。
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